


日本眼科医会第88回生涯教育講座
「神経眼科診療アップデート」
オーガナイザー: 石川 均(北里大・医療衛生)
神経眼科疾患は大きく視路疾患,運動神経や外眼筋疾患,自律神経疾患に分類され,時に突然の両眼の視力消失 や複視,眼瞼下垂のみならず,全身の麻痺や致死的疾患を背後に認めることがあります。眼科医にとってなじみ深いものではありませんが,とても厄介であることは間違いありません。しかし,その初期症状は軽度の視力低下やもののダブリとして先生方のもとを訪れることがほとんどです。
今回の生涯教育講座では,臨床に沿って神経眼科疾患をいかに見逃さず発見し診断,治療するかを主眼に進めたく思います。先ず診察方法や最新の画像検査の用い方とその読み方に分けて解説し,次に疾患の各論,大きく進歩した神経眼科疾患の治療法を各エキスパートの先生方に紹介していただきます。最後に特に緊急性の高い見逃せない疾患について総復習していただきます。今後の日常診療の一助としていただけましたら幸いです。
プログラム
第1日目
敬称略
15:30~15:45 はじめに 石川 均(北里大・医療衛生)
15:45~16:35 神経眼科の基本的診察法 中馬 秀樹(宮崎大)
16:35~17:25 OCTの神経眼科疾患への応用 中村 誠(神戸大)
17:25~17:35 休 憩
17:35~18:25 MRI, CTの神経眼科疾患への依頼法と読み方 橋本 雅人(中村記念病院)
18:25~18:55 質疑応答
9:00~ 9:05 はじめに 石川 均(北里大・医療衛生)
9:05~ 9:55 複視診療のストラテジー 後関 利明(国際医療福祉大・熱海)
9:55~10:45 生物製剤の神経眼科疾患への効果 毛塚 剛司(東京医大/毛塚眼科医院)
10:45~10:55 休 憩
10:55~11:45 紹介すべき神経眼科救急疾患-そのタイミング- 植木 智志(新潟大)
11:45~12:15 質疑応答
12:15~13:10 まとめ
第2日目
●東京会場はWebライブ配信のみとなります。現地開催はありません。
●日本眼科学会専門医制度の生涯教育認定事業として、新専門医制度に基づき以下の単位が取得できます。
c)眼科領域講習単位(聴講した講演ごとに付与される単位)
第1日目(土) 1.5 単位
第2日目(日) 2.0 単位
d)学術業績・診療以外の活動実績(学会出席単位)
0.5 単位
※ Web ライブ配信(東京講座)を視聴した方には、各プログラムを視聴されたことをログにて確認後、単位が付与されます(取得単位:当日参加と同じ単位数)。
Web視聴につきましては2025年 4月 1日~ 2025年 9月30日までの上限5単位の対象となります。
また、同じプログラムを違う方法で視聴されても、重複して単位の取得はできません。
●講座の詳細は「日本の眼科」4号 ~ 6号に掲載されています。